箴言18章のテーマは、またしても「口のことば」です。
4 人の口のことばは深い水のようだ。知恵の泉はわいて流れる川のようだ。
「深い水」マイム アモーク(複数)。その言葉が、どのような心から出てきているのか、その人の心の奥底は、他者からはよく見えない。
8 陰口をたたく者のことばはおいしい食べ物のようだ。腹の奥に下っていく。
20 人はその口の結ぶ実によって腹を満たし、そのくちびるによる収穫に満たされる。
21 死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる。
「陰口」は、そのときは、スカッとするけれども、後からじわりと、自分の魂をむしばんで行く。
「腹の奥」の「奥」とは、「部屋」「最深部」「客間」「寝室」という意味がある。川は泉から、流れ出るが、泉が汚れたら、川全体が汚染される。
「死と生は舌(ことば)に支配される。」人は、自分の口から出ることばによって、実を結んで行く。
どちらのことばを愛するかで、自分の人生が決まってくる。