ヨハネの福音書8:1~11
イエスはオリーブ山に行かれた。そして朝早く、イエスは再び宮に入られた。人々はみな、みもとに寄って来た。イエスは腰を下ろして、彼らに教え始められた。すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。「先生、この女は姦淫の現場で捕らえられました。モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするよう私たちに命じています。あなたは何と言われますか。」彼らはイエスを告発する理由を得ようと、イエスを試みてこう言ったのであった。だが、イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた。しかし、彼らが問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの人に石を投げなさい。」そしてイエスは、再び身をかがめて、地面に何かを書き続けられた。 彼らはそれを聞くと、年長者たちから始まり、一人、また一人と去って行き、真ん中にいた女とともに、イエスだけが残された。イエスは身を起こして、彼女に言われた。「女の人よ、彼らはどこにいますか。だれもあなたにさばきを下さなかったのですか。」 彼女は言った。「はい、主よ。だれも。」イエスは言われた。「わたしもあなたにさばきを下さない。行きなさい。これからは、決して罪を犯してはなりません。」〕
「身をかがまれたイエス様」
礼拝メッセージは、伊藤安司伝道師です。
聖路加国際病院名誉院長であられ105歳で地上の生涯を終えた日野原重明さんがこんな言葉を残しています。
『自分がさらに本物となるために、手を開かれたイエス・キリストの姿を静かに思い描いているのです。なんとこれは感謝すべきであろうか、これ以上、感謝することはない。』日野原先生が伝えられたキリストの姿。そのキリストに出会う時、本物の自分になれると語られました。それを今日のストーリーが教えてくださいます。
姦淫の現場で取り押さえられ、イエスキリストの元に連れてこられました女性。
そこで律法学者は基準にたって、彼女をさばきます。しかし、イエスキリストは、彼女を前にして身をかがめられ、地面に何かを書きました。その上で「女の人。」「さばきを与えない。」「行きなさい。」と宣言されました。私たちも過去に現在に多くの出来事が起こることがありますが、イエスキリストは私たちの出来事ではなく、その下にある人生を理解してくださいます。今日はその部分を分かち合います。
☆午後は、運営委員会があります。
☆3月24日は、礼拝後、トレーラーハウスの感謝献別式があります。